ネムカドネザールのねごと

他人様からみると、「何を寝言みたいなことを…」といった内容ですが、備忘録のつもりで綴っています。

日本古来の製鉄法たたら

(VIVANT 最終話に期待)

わずか3年しか共に過ごすことのできなかった家族。

しかし、この幼子の手には父の教えがしっかりと伝えられていた。

最終話でこんな回想シーンがあったらいいなと。。。

 

 (バルカの家の庭先で 砂遊びをする三歳になった憂助)

「いいか憂助、こうやって砂を手に乗せて少しずつ…」

 (たたら操業の手量(たばかり)で砂鉄を量る伝統の技を教える卓)

「お父さん、これ面白いね。」

 (砂遊びに夢中になる憂助)

 (家の中からパンをこねながら微笑む明美 手元には粉まみれの古い秤が)

 

ドラマ「VIVANT」では、主人公の特技が強調される。わずか数十グラムの差を素手で量れるのだ。たたら製鉄の伝承を暗示していたのだろうか。

運命に翻弄された父と子の物語がもうすぐ幕を閉じようとしている。最終話では、遊びを通して父が息子に手量(たばかり)の技を伝える、そんな回想シーンが観たい。

 

日本古来の製鉄法「たたら」

たたら操業の工程の中に、炉の中に砂鉄を投入していく作業があり、その際、村下(むらげ、技術者の長)は手に取った砂鉄を少しずつ入れていく。火の様子や砂鉄が反応する音を観察しながら、微妙な感触を頼りに行われる。そうして純度の高い玉鋼ができあがるのだそう。日本古来の重要な製鉄法であり、決して機械では作れないのだとか。

NHKスペシャル「玉鋼(たまはがね)に挑む 日本刀を生み出す奇跡の鉄」参照

仇を討つ

(VIVANT 第9話をみて)

「仇を討つ(あだをうつ)」そんな日本語が似合う場面だった。

敵(てき)ではなく、仇(あだ)である。

敵という漢字が中国から入ってくる以前は、和語である「あだ(仇)」を使っていたらしい。「かたきをうつ」という表現もあるが、「あだをうつ」が似合う。

このドラマには海外を意識してのことか、劇中に和のアイテムがふんだんに盛り込まれている。神社や赤飯、日本刀、たたら製鉄、日本家屋…随所にちりばめられた和のテースト。

だから、「仇を討つ(あだをうつ)」そんな風に表現してみたい。

林遣都さんの演技はまさに、「仇を討つ」男の表情だった。

 

 

一瞬で虜になった‼

(VIVANT 第9話をみて)

一瞬で虜になった‼

人を一瞬で虜にしてしまう。そんな演技を見せてくれた林遣都さん。

バルカの地で息子を連れ去られ、妻を亡くした、乃木卓が覚醒する瞬間は見事だった。

この一瞬で、虜になった。言葉はいらない。

これまで、男の復讐劇は数多く見てきたが、全てを越えてしまった。

あの、「レオン」のジャン・レノさえも。

銃さばきも「夕日のガンマン」、「荒野の七人」……ウエスタン映画のシーンを見ているようだった。エンニオ・モリコーネの音楽が似合いそうだ。

 

見返すたびに引き込まれる、あの瞳を一生忘れない。

ノゴーン・ベキはアンチヒーローなのか、最終回を楽しみに待つ。

 

 

「胡馬北風」(こばほくふう)

(VIVANT 第9話をみて)

ノゴーン・ベキの心境

赤飯を口にして微笑む、ノゴーン・ベキ。

四十年ぶりに味わう懐かしい味。

ホントに、おいしくて懐かしかったんだろうな…

望郷の念とは、こんな場面で生じるものなんだろう。

食べ物のちからはスゴイ。

故郷の白米は食べることができても、

赤飯はかなわなかったのか…

 

そういえば、うちの母のおこわ、うまかった。

あの父が、褒めていたぐらいだから。。。

 

 

「胡馬北風」の意味:

「越鳥南枝に巣をかけ、胡馬北風に嘶く」(えっちょうなんしにすをかけ、こばほくふうにいななく)中国南方の越の国から渡って来た鳥は樹木の南側の枝に巣をつくり、北方の胡の国から来た馬は、北風が吹いてくると故郷をなつかしんでいななくという「文選」の古詩に由来することば。とのこと。

 

「乃木卓に白羽の矢が立った」理由

(VIVANT考察)

「乃木卓に白羽の矢が立った」理由

たたら製鉄では燃料となる木炭を得るため、大量の木材が必要となる。

タタラを用いた製鉄法を引き継ぐ乃木家では、

代々、「みどりを守る」教えも伝えられており、

卓も幼き頃より緑化事業に参加し、知識を持ち合わせていた。

それが、バルカ共和国への潜入捜査に有利と判断された。

 

多々良(tatara)族の末裔、乃木卓。

バルカの大地で、英雄ノゴーン・ベキ へと

運命にもてあそばされた人生…

彼を突き動かしたものは、何だったのか…

 

 

テントの目的

(VIVANT考察)

テントの目的は、「鉄の道」につながる遺跡と遊牧民の生活を守ることだった。

開発の波にのまれ、都市化が進みつつあるバルカの大地に古代遺跡が眠っていた。

ユーラシア大陸の西から東の果て、日本へと続くアイアンロード、鉄を伝えた古代の道。

そこに栄えた古代国家と日本のつながりを「乃木家の家紋」が象徴していた。

偶然なのか必然なのか、それを目にした乃木卓は、開発側と対立してしまう。

 



 

 

バルカ共和国 衣装からの考察

(VIVANT考察)

『VIVANT』の舞台、バルカ共和国の国名同様、

民族衣装も気になってしょうがない。

モンゴル族の民族衣装デールと呼ばれるものは、襟元が立襟になっている。

が、ノゴーン・ベキやノコルが着ている衣装は、襟元が日本の着物(柔道着)のようた。

これはテントのユニフォーム(?)なのか?

 

民族衣装デールを着用していた人物

・ワニズ(バルカ共和国・外務大臣

・ジャミーン

・アディエル(ジャミーンの父親)

・孤児院の院長

・柚木薫(在バルカ日本大使館で)

・乃木優助

 

一方、テント側の人物はみな和服(柔道着)仕様の衣装

・ノゴーン・ベキ

・ノコル

・バトラカ

・ピヨ

・マタ&シチ

・乃木優助

 

考察1

和服(柔道着)仕様は、テントの制服?なのか?

 

考察2

バルカ共和国を構成する4つの民族の違いなのか?

 

ちなみに

アル=ザイールは、アラブ系衣装

アリ(テント幹部だった)の衣装は、ちょとビミョウ

そして、ドラムは?

テント側の衣装にちかくないか!?

まだまだ謎は解けない。。。